JR青梅線の御嶽駅付近の多摩川沿いに遊歩道があります。東側は軍畑駅あたりから始まり沢井駅そばを通って御嶽駅と川井駅あたりまで。整備された道なので、スニーカーで歩けます。山や木々の緑を見ながら川音を聴きながら歩くと気持ちが良い。
沢井駅そばには、日本酒の澤乃井(さわのい)が運営する屋外飲食スペースがあり、日本酒やそばなどを食べられます。同じ敷地内にあるカフェはすぐ下を流れる川を見ながら読書ができて最高の環境。
上野の東京国立博物館で国宝展を見てきました。かなり見応えがあり、時間指定チケットを購入したものの大混雑でした。せっかく上野に来たので、周囲の見どころをいくつか回ってみました。
写真は東京藝術大学で日本画など文化財修復を学ぶ学生さん・先生たちの展覧会。とても素敵でした。近くには芸大美術館があり、フランスのラグジュアリー企業と組んだ現代美術の展覧会を見ることができました。中には触ったり音を聴いたりすることができる作品があり、楽しかったです。
近くにある旧東京音楽学校奏楽堂も見学しました。東京音楽学校は現在の芸大音楽科にあたります。特に興味深かったのは、子どもの歌をたくさん作った本居長世に関する展示です。彼は国学者の本居宣長の子孫にあたります。「赤い靴」「七つの子」など有名な童謡をたくさん作った長世は、娘さんを連れて日本中を演奏旅行したそうで、それは幸せな時間だっただろう、と思います。
明治初期は西洋の知識を日本の発展にどう生かすか、手探りの時代です。音楽もそういう時代の中で新しいものが生まれ、今ではそれが伝統や歴史の一部になっています。
北海道・帯広市で講演の仕事が入ったので、余裕をもって前日に現地へ行き、観光しました。まずは、真鍋庭園。駅から自転車で30分弱走ります。
植木の見本を展示する目的で作られた庭園で、こんな風に少し高いところから園内を見ると清々しいです。
園内の道案内はこのようにリスやキツネをかたどった可愛らしいもの。園内のカフェでお茶とおやつをいただいたのも良かったです。
さらに自転車で移動して緑ヶ丘公園へ。園内にある帯広百年記念館が非常に興味深かったです。明治政府が北海道への移住を後押しするより前に、帯広で開拓事業を立ち上げた、晩成社の取り組み、新規事業立ち上げの難しさを展示したコーナーを特に面白く見ました。
晩成社創業メンバーは男性ばかりですが、妻の中で移住者の子ども達に向けた教育に携わった人がいたこと等、女性の果たした役割に関する記述も良かったです。
晩成社が帯広で開拓事業を始めるにあたり、北海道庁の職員と非公式に接触して許可を得た…という解説がありました。ここで気になるのは、その土地にはもともと住んでいた人がいたのではないか、また、その土地を使って生計を立てていた人がいたのではないか、ということです。
記念館の中には、アイヌ文化を紹介する部屋があり、そこに並ぶ書籍の中でとても良かったのがこちら。アイヌの人々が行っていた狩猟採集を北海道庁がどのように制限してきたのか丁寧に記しています。
翌日はあいにく雨。帯広といえば六花亭本店。ここには喫茶室が併設されています。大根がのったピザや、おかわりできるコーヒーなど、どれも美味しかったです。六花亭のシンボルである花柄をあしらったクッションなどインテリアも素敵でした。
4年前に出版したジェンダーとビジネス、表現に関する本「炎上しない企業情報発信~ジェンダーはビジネスの新教養である」、韓国語版が出ました。前半は炎上CM事例、後半はディズニープリンセスアニメに関する修士論文をもとにしています。