三大感染症対策に取り組むグローバルファンド日本委員会のパネルに登壇しました

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「グローバルファンドのパートナーシップとSDGs」と題したパネル

 

エイズ結核マラリアの感染予防と治療に取り組む世界基金(グローバルファンド)の日本委員会発足15周年セミナーに登壇しました。

 

ピーター・サンズ事務局長の基調講演に続き、患者さんがアジア各国から登壇。本当の意味で患者さんに届く取り組みについてお話しました。 

 

続くパネルでは、企業(武田薬品工業住友化学)の方が、この基金に寄付をする意義や、本業での協業について報告。

 

私はサハラ以南アフリカの若年層で女性のHIV陽性が多い事実を踏まえ、ジェンダー規範の問題(教育、性的自己決定権等)と、それを克服するためのNGOの取り組み(男女生徒・地域住民一緒に生理用布ナプキン作りに参加)を報告しました。

 

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サハラ以南アフリカでは若年層のHIV陽性が女性に大きく偏っています

 

これらの感染症の蔓延で、一時は戦争よりひどい、国がなくなる、と言われたアフリカ諸国においても、ファンドを通じて各国政府が保健医療に予算を割くようになったりして、対策が進んできました。

一方で、マラリアであれば対策と耐性を持つ蚊の発生のいたちごっこは続く現実があります。また、サハラ以南アフリカにおけるHIV感染の実状を聞いていると、ジェンダー規範が命取りにすらなることが分かります。