台北で"Women's Economic Empowerment"に関する会議

台北で"Women's Economic Empowerment"に関する会議に参加しました。

 

台湾と米国が主催するGlobal Cooperation Training Framework という国際会議の枠組み、アジア太平洋から18カ国が参加しています。

nspp.mofa.gov.tw

 

今日午前中のセッション「なぜ女性の経済的エンパワーメントが重要なのか」で日本の経験をお話しました。人口減少社会に入り、女性問題が経済問題として認識されるようになったこと、首相が上場企業社長に女性役員登用を要請したこと、女性活躍推進法の施行、WAW!やW20で議論したことなど。

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日本の最近20年の政策やメディア論調の変化をご報告しました

パネルディスカッションでは、起業支援の重要性について、米国からの報告を興味深く聞きました。「起業は雇用を生み、失業率を下げる」という言葉に経済政策が社会の安定や人々の幸福感に大きな影響を与えることをあらためて感じます。

 

台湾は日本以上に少子化が深刻です。一方、女性の経済的な地位が高いこと、取り分け政府部門で活躍する女性が多いのは「当たり前」という話も興味深く聞きました。

 

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台湾と米国のスピーカーと一緒に「女性の経済的エンパワーメントが重要な理由」について議論しました

 

国際会議で面白いのは、女性を巡る諸課題の共通点です。STEM分野に女性が少ないこと、仕事と育児の両立、暗黙バイアス等。

 

 

ランチやお茶の時間には、色んな国から来た人たちと「育児サービス何を使っているか」盛り上がりました。国外に出ると日本の認可保育所の有難味があらためて分かります。