長野市城山動物園&科学センターに見る「子ども優先社会」の可視化

 須坂市の講演が土曜日だったので、娘を連れて行って長野旅行をしました。日曜は朝から市内の城山動物園へ。入場は無料です。

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 小さな動物園にはメリーゴーラウンド等もあって楽しめます。ニホンザルの餌を買って、あげることもできます。入口すぐにアシカがいて、すぐ近くから、魚の餌をあげる様子を眺めました。

 

 動物園の敷地に隣接して、長野市少年科学センターがあります。

 

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 音や風、速さ、コンピュータの仕組みを実感できる体験型の施設です。こちらは大人260円、子ども50円。施設は昭和な感じで、入館料も据え置き。

 

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 地下ではサイエンスショーをやっていて、この日は磁石に関するパフォーマンスがありました。くっつく力が非常に強い磁石と普通の磁石を使って違いを見たり、スプーンを磁石でこするとスプーンが磁石になる様を見たりして楽しみました。

 乳幼児向けの遊び場や、お昼になると社会福祉法人がパンを売りに来たりして、子どもが楽しく過ごしながら、自然に科学にしたしめる環境づくりになっています。

 動物園にしても科学センターにしても、高度経済成長期や団塊ジュニアが子どもだった頃は、社会的ニーズも大きかったと思います。人口減少社会に入って10数年、地方自治体の財政が厳しくなる中、こういう施設を公営で提供し続けるには、それなりのポリシーが必要です。

 子どもが小さかった頃、都心に住んでおり便利ではありましたが、休日はどこもかしこも混んでいて行き場に困った経験を思い出しつつ、子ども優先社会のかたちが、少し見えた気がします。