雨が降っていたので、黄色いレインコートに黄色い長靴で散歩に出かけた。私の傘を持って離さない。中腰になって「雨、雨、ふれ、ふれ」と歌いながら一緒に歩く、至福のひととき。あー、何だか、他のことが全てどうでもいいくらい幸せ。
家の前にある小さな公園に行くと、雨なのにすべり台に挑戦。何度もすべるからお尻はずぶ濡れ。一度、バランスを崩してずるっと滑ったのが怖かったようで「こわい。かいる(帰る)」。
帰宅して床のホコリを発見。掃除機をかけると、自分で操作したがる。しばらく任せておくと、ベッドの下などを綺麗にしてくれる。「ママ!(掃除機やって)」と言うので、まだ綺麗になっていない部分のホコリを取ろうとすると、近くに置いてあった玩具を取り除き、箱にしまう。「お利口だねえ。本当にすごいねえ」と褒めると、照れる。
2人でいると親ばか全開。「あー、可愛い、可愛い、本当に可愛い!」と言いながら頬ずりすると、えへへと笑いながら「ないない(やめてよ)」と嬉しそう。
今日のお気に入りは、「げんこつ山のたぬきさん」。おっぱいという言葉が出てくるのが嬉しい様子。そして「どんぐりころころ」。共に保育園の先生が振りつきで歌ってくれたらしく「センセ」と言っている。
いい子で過ごした20時半頃、遠慮がちに「くっく、みせて」。YouTubeでリックリックランを見たいという。いいよ、と見せてあげると体を左右に揺らして嬉しそう。「10分だよ。(時計の針が)ここまで来たらおしまいね」と伝えておく。約束の時刻になると、自分から「バイバイ」とモニターのスイッチを切ったから「本当にお利口だねえ」と、また、ベタ褒め。
たぬきの歌を歌いながら一緒に2時間ほど眠ってしまう。本当に可愛くて、10年、20年後にどんな関係になるか分からないけれど、この時間をくれたことを彼に感謝する。