2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

一般化と参考文献、編集者のプロ意識

この本が良いのは、著者を始めとする、第一級の研究者による心理実験に基づいていることだ。各章の記述は全て実験による裏付けがあり、豊富な参考文献が記されている。しかも著者の体験を交えて書いているので、象牙の塔の外で生きている人も共感を持てる。…

MITの行動経済学者、Dan Ariely教授が色々な実験をもとに書いた一般書。大変、面白い。

他人と自分を比較すると、それまで満足していたのに不満を覚えるようになるとか、お買い得の高額商品と無料の低額商品を差し出されると、多くは後者を選びがちとか。なぜか損する選択肢をとってしまう、人間の非合理的な行動のメカニズムを分析している。 私…

”おカネ”より”お願い”が効く

Predictably Irrational: The Hidden Forces That Shape Our Decisions作者: Dan Ariely出版社/メーカー: HarperCollins発売日: 2008/02/01メディア: ハードカバー購入: 4人 クリック: 21回この商品を含むブログ (6件) を見る

予想以上に良くない。制度だけを見ると、日本の方がずっと恵まれている。

アメリカ議会上下両院合同経済委員会の発表によると、Fortune100企業のうち4分の3は、母親向けに有給の産休育休制度を設けている。期間は6〜8週間。父親向けに有給の育休制度を設けている企業は3分の1に留まる。期間は約2週間。 優良企業で「この程度」とい…

NPO女子教育奨励会(JKSK)の会合でアメリカでの調査について報告させていただきました。

JKSKは「女性の活力を社会の活力に」を謳い、女性のリーダーシップやダイバーシティーの推進、ワークライフバランスに関するシンポジウム企画をしています。私がお話させていただいたのは、毎月開かれているJKSKサロンという場で、これまで、韓国の元女性国…

NPOの会合で調査報告をしました

育児のため、仕事を辞めた女性向けの再就職指南書。

著者のキャロル・フィッシュマン・コーエンさんは、ハーバード・ビジネススクールを卒業後、投資銀行勤めを経て、4人の子供をもうける。6年間の専業主婦生活の後、再就職の難しさを身をもって経験した。今は女性向けの再就職コンサルタントとして働いている…

アメリカ高学歴主婦の再就職事情

Back on the Career Track: A Guide for Stay-at-Home Moms Who Want to Return to Work作者: Carol Fishman Cohen,Vivian Steir Rabin出版社/メーカー: Business Plus発売日: 2007/06/15メディア: ハードカバー クリック: 13回この商品を含むブログ (1件) …

MITのビジネススクールのLotte Baylin教授がワークライフバランスの課題について書いた本。

アメリカの共働きカップルについて調査報告書をまとめる際、彼女が書いた別の本を引用させていただいたので、お送りしたところ「こっちの本もあなたの関心に合うかもしれません」と返事を下さった。 1カ月ほど前に読み終えたのだが、この本はもっと早く、で…

やはり管理職の意識改革が課題

Breaking the Mold: Redesigning Work for Productive And Satisfying Lives作者: Lotte Bailyn出版社/メーカー: Ilr Pr発売日: 2006/08/01メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る