2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

孫が欲しければ「カネと手を出し、口は出すな」

例えば孫が欲しいなら「静かに、かつ頼りがいある存在であれ」。義理の娘や息子にも信用されるくらい、子育てを経済面と物質面から助ければ、孫をたくさん持てるかも。政府でなく祖父母の自主性に任せて孫を増やすのが正解というわけですす。「孫の面倒を見…

経済学者としては珍しい発想

実は経済学者の通説は「子どもを持つのはコストに見合わないから、少子化は当然」というもの。結婚や人口問題の経済分析で知られるシカゴ大学のゲイリー・ベッカー教授(ノーベル賞とってます)が代表例です。「経済学者のアイドル」であるベッカーに異を唱…

今よりラクに楽しく育児しよう

著者が勧める育児は、現状を大きく変えるものではありません。目指すのは今よりちょっとリラックスした育児。例えば土曜の午前中に無理に出かけるより、子どもはのんびりDVDでも見て、親は親で好きなことをすればいい。この程度のことで子どもの将来は変わら…

親は子どもを変えられない

結論から言えば、親は子どもの学業的成功や経済力や性格や政治的志向や宗教に対する態度などを変えることは(ほとんど)できない。仮に短期的に変えられても、子どもは長期的には遺伝によって規定された姿に戻っていく。だから、別々の家庭で養子として育て…

とても説得力がある育児本ですが、著者は育児の専門家ではなく経済学者です。米ジョージ・メイスン大学のブライアン・カプラン教授で専門分野は公共経済学や公共選択論。

趣旨はタイトルの通りで明快。今、望んでいるより多くの子どもを持つことを勧めています。なぜならそれはコストに見合う、利己的な行為だから。様々な研究データで説得してくれます。 子どもが畑仕事をしてくれたり、年老いた親を養ってくれるわけでもないご…

リバタリアンの経済学者「子どもをたくさん持つのは利己的な行為」

Selfish Reasons to Have More Kids: Why Being a Great Parent is Less Work and More Fun Than You Think作者: Bryan Caplan出版社/メーカー: Basic Books発売日: 2011/04/12メディア: ハードカバー購入: 7人 クリック: 146回この商品を含むブログを見る

いわゆる育児書をほとんど読みません。

定本 育児の百科〈上〉5カ月まで (岩波文庫)作者: 松田道雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/12/14メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 104回この商品を含むブログ (32件) を見る 隅から隅まで読み通し、本棚に今もあるのは、松田道雄さんの古典的な名…