2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

人種・国籍のダイバーシティに関して、アメリカの意識は進んでいる。

昨日の夕方、留学生向けの新入生イベントをちらっとのぞいてみた。ミシガン大の学生数はかなり多く、学部学生2万4500人、大学院生1万4500人。そのうち4%を留学生が占めており、出身国は80カ国に上る。イベントにも色々な国の学生たちが来ていた。最初のうち…

マイナーな国ほどエライ?

ボランティア活動が活発なのはアメリカの良い点のひとつだ。

自宅からクルマで15分のところにある"Humane Society of Huron Valley"という動物保護施設で、犬の散歩ボランティアを始めた。捨てられたり飼い主とはぐれたり、虐待された動物たちを、新しい飼い主が見つかるまで一時的に預かるために作られた施設。動物病…

犬の散歩のボランティアを始めました

The Two-Income Trap: Why Middle-Class Mothers and Fathers Are Going Broke作者: Elizabeth Warren,Amelia Warren Tyagi出版社/メーカー: Basic Books発売日: 2003/09/01メディア: ハードカバー クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る9日から文献調査を始めたので、仕事をしたのは今日でちょうど2週間分。

本10冊・論文13本を読んで4,5人と話して感じているのは、アメリカの働く女性が置かれた状況が決してバラ色ではないということだ。特に中間層は暗い。その最たるものがこの本『The Two-Income Trap』に描かれている。3年前に発行された本で、アマゾンには読者…

昨日から週1回・90分の英語レッスンを受け始めた。

「ネイティブ・スピーカーでジェンダー問題に興味がある人を探したい」とベスに相談したら「いい人がいるわよ」と早速紹介してくれたのがジリア。ミシガン大学の博士課程に在籍中で日本滞在経験もあり。先週、顔合わせをして良い人だったので早速お願いする…

「○○さんの奥さん」の方がましかも

1996年にカリフォルニアで販売された電気自動車が、なぜ普及しなかったのかを描くドキュメンタリー。

環境への負荷が少なく価格も燃費も申し分なく、乗った人は大喜びしたのになぜか数年で販売停止に。クルマは回収されスクラップ処分になってしまう。夢のクルマの普及を邪魔した犯人は誰だったのかを考えるという内容。電気自動車のドライバー、GMやフォード…

映画「Who killed the electric car?」

アメリカ企業におけるジェンダー・ダイバーシティの問題について。

まだ2週間しか経っていないが、本や論文を読んだり人に話を聞いているうちに、アメリカでもジェンダーと仕事に関して日本と同種の問題があることが分かってきた。・職場での"つきあい" 日本企業では、飲みに行かないと仕事で重要な情報を得られないとよく言…

女の不満はやっぱり同じ

今週始めまで、アメリカ女性の現状について基本的なことが分かる本をチェックしていた。

図書館司書のジーンが勧めてくれたのがこれ(写真)。 "The American Woman" というデータブックで2年に1度発行されている。発行は政府でなくNGOで「アメリカ女性白書」といった趣き。人種別人口構成や教育、健康状況や賃金、連邦政府議会の女性議員名鑑、軍…

受付嬢・女医・ヤンママの比率は・・・

昨日私が参加したホームレス向けのボランティアは、公共サービス提供の仕組みとしてとても良いと感じた。

全てを政府が手がけるとコストがかかりすぎるし非効率を生む。サービス提供のノウハウを持つNGOがマネジメントを手がけ、個人は余暇をちょっと割けば低コストで質の高いサービスを提供できる。私たちを誘ってくれたインターナショナルセンターのロジャーは「…

”いいこと”は政府だけの仕事じゃないみたい

今日の午後4時30分から8時過ぎまで、ホームレス向けの食事提供サービスのボランティアをやってみたら、予想以上に楽しかった上、色々と勉強になった。

場所は5階建てのビルの1階にあるキッチン。私を含む6人のボランティアはミシガン大学のインターナショナル・センターを通じてボランティアに申し込んだ。私たち6人に加え、個人的に参加している約5人のボランティアと一緒に5時30分から食事の提供が始まった…

ホームレス向け食事サービスのボランティアに参加してみました

The Fog Of War: Lessons From The Life Of Robert S. Mcnamara作者: James G. Blight,janet M. Lang出版社/メーカー: Rowman & Littlefield Pub Inc発売日: 2005/05/28メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る

残念ながら映画は見逃してしまったのだけれど、テレビ番組で部分的にマクナマラのインタビューを見て、その内容に驚き本を読んでみることにした。映画を見た方はご存知の通り、ケネディ大統領とジョンソン大統領の下で国防長官を務めたロバート・S・マクナマ…

東京で仕事をする時、取材前の下調べによく使っていたのは日経テレコン(主要新聞の過去記事)と大宅文庫(雑誌の過去記事)だった。

作家や学者など著作がある人にインタビューをする時は、過去に書いた本にも目を通す。これはアマゾンで買うのがいちばん早かった。アマゾンに在庫がなければ紀伊国屋やジュンク堂のウェブで在庫を調べて電話して取り置いてもらい帰宅ついでにピックアップす…

日経テレコンと大宅文庫の代わりに

アメリカの方が生活の質が高いなあと感じた。

今日は土曜だったので、近くを流れるヒューロン川を取り囲むように作られている、ギャロップ公園(写真)でのんびりした。おばさんが釣りをしている様子や(けっこう大き目の魚が何匹も釣れていた)、カヌーやボートに乗る人々を眺める。よく晴れていて日差…

土曜日の昼下がり、 ”生活の質” について考える

私が客員研究員として所属しているCEWの同僚・リリーからメールが回ってきた。「今日の午後4時から連邦政府事務局前でレバノン爆撃反対のデモがあるので参加しませんか」。

会場は私のオフィスから徒歩2分。金曜日だしイスラエルのレバノン攻撃はおかしいと思っていたので、仕事を早めに切り上げて見に行くことにした。4時10分頃、連邦政府事務局の見えるあたりまで行くとすでに200人ほど集まっていた。中東系の若い男性が演説し、…

レバノン爆撃反対のデモに参加してみました

付記

この映画は良い"失敗の研究"になっているだけに「どうやって取材対象のコンサル会社を説得したのか」とても気になる。暴動のことは予測しえなかったはずなので、恐らく最初のうちは「クリントンの顧問を勤めた人物が外国の大統領選挙のアドバイスも手がけて…

クリントン政権の顧問もつとめた米国の政治コンサルティング会社が、南米のボリビアで大統領候補に雇われる様子を描いたドキュメンタリー。

コンサルタントの雇い主は米国育ちの元ボリビア大統領。国家財政立て直しのため、国有企業の民営化をした経験がある。米国人コンサルタントは、候補の広告宣伝を作り、対立候補へのネガティブキャンペーンを行い、その都度、有権者へのインタビュー調査をし…

映画「Our Brand Is Crisis」:民主主義も商品です

今日から本格的にリサーチを始めた。手順は東京で仕事をしていた時とほぼ同じ。

①数値データを探す、②私が関心を持っている分野の研究者に話を聞かせてくれとアポを取る、③②の前に相手の研究分野や最近発表した研究結果についてチェックする、④新聞記事や本などで関連情報を集める---。実は今週ここへ来るまで、所属先とのつながりは名義…

人をやる気にさせるものはいずこも同じ

「An Inconvenient Truth(不都合な真実)」

昨日の夜は前副大統領のゴアが出演する映画「An Inconvenient Truth」を見た。先日、ワシントンで会った方が「これは見るべき」と薦めて下さったのがきっかけ。地球温暖化がどれほど危機的なのか、ゴアが世界各地で講演して回る様子を撮影したドキュメンタリ…