2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

訳者の落合恵子さんの帯を見てつい手に取って、読んで、読み聞かせて買った本。

3歳か4歳くらいの子どもが遊んでいると、突然、近くに爆弾が落ちてきて、家はつぶれ家族はちりぢりに。子どもは逃げている間に、どこかの大人に手を引いてもらったり、抱っこして眠ったり、兵士に捕まって水汲みをさせられたりして、最後は難民キャンプと思…

大人のいちばんの責任

かあさんはどこ?作者: クロード・K.デュボワ,Claude K. Dubois,落合恵子出版社/メーカー: ブロンズ新社発売日: 2013/02/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る

米国の文化人類学者が行った、アルコール依存症患者を家族に持つ日本女性に関する研究をまとめたもの。

著者はプリンストン大学東アジア研究学部のエイミー・ボロボイ准教授。 アルコールに依存する夫や子どもと妻がどう向き合った/ているか、自助グループにおける参与観察やインタビューを通じて明らかにしている。インタビューに応じた女性たちは、現在70代を…

良妻すぎる日本の母親たちを肯定的に捉える、アメリカ女性のまなざし

The Too-good Wife: Alcohol, Codependency, And The Politics Of Nurturance In Postwar Japan (Ethnographic Studies in Subjectivity)作者: Amy Beth Borovoy出版社/メーカー: University of California Press発売日: 2005/12/29メディア: ペーパーバック…

学術データ、実名主義そして

1)データがしっかりしていること ジェンダー格差を示す様々なデータ(賃金、家事時間、学歴等々)は、政府統計に加えて一級の学術論文から引用されている。特に男女の行動特性を示す実験データが豊富に示されることで、今もなお、学歴や能力をコントロール…

実はいい人だった?サマーズ

ちなみにサンドバーグの指導教官を務めたサマーズは、ハーバード大学の学長を務めたが、女性差別的な発言が問題となって退任したとされる人物であり、米国では一流の社会学者、心理学者がサマーズ発言に関連した研究や書籍を発表している。そうしたものを読…

キャリアより婚活を優先した時期もあった

例えば、学生時代、指導教官のローレンス・サマーズ教授から勧められた海外奨学金に出願しなかった理由が、婚期を逃したくなかったためであること。最初の結婚は失敗したこと。その相手が住むワシントンDCから離れたくて、良い仕事のオファーを断りあえて…

本書は、女性だけでなく男性にとっても利点がある「新しいフェミニズム」を提唱したものである。

著者のシェリル・サンドバーグがFacebookのCOOで2児の母であることは、日本でも広く知られており、彼女がTEDで行ったスピーチ「何故女性のリーダーは少ないのか」は、日本語字幕付きで公開されている 「新しい」といっても、日本において、イクメンブーム以…

FacebookのCOOが勇気を出してフェミニスト宣言

Lean In: Women, Work, and the Will to Lead作者: Sheryl Sandberg出版社/メーカー: Knopf発売日: 2013/03/11メディア: Kindle版この商品を含むブログ (4件) を見る

昭和女子大学に新設された現代ビジネス研究所の研究員になりました。

研究所のサイトはこちら。現代ビジネス研究所は、実務経験豊富なビジネスパーソンが研究員として在籍し、働きながら各自の関心に沿って研究を進めています。私も、自分の関心事である、男女ともに働き、家庭参加できる社会の構築について、調査や発信(執筆…