2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

出国が明日にせまった。

一昨日はミシガンの日本人研究者の方々が連れ合いともう1人、今年卒業する方のために送別会を開いてくださった。それに私も参加。多人数で日本語で話しながら食事をしたりお酒を飲むのは、やはり楽しい。皆、私たちと同世代だが、大変に賢いので話していて面…

選挙結果を親日の友人Nに伝えたときの第一声。

Nはもともと民主党支持で"Nagatsuma is cool!"とか言っていたので返事は予想通り。驚いたのは午後2時半(日本時間の30日午前3時半)頃、すでに選挙結果を知っていたことだ。彼は日本語を読めないが、インターネットの英語ニュースで日本の最新情報を随時チェ…

引越し作業の合間、24日から27日まで、ロサンゼルス郊外のパサデナ市に滞在。

9月から連れ合いがカリフォルニア工科大学(California Institute of Technology: Caltech:写真)で研究員をするので、引越し準備を手伝い、彼の新しい上司に挨拶した。 新ボスはメカニズムデザインで世界一有名な研究者。大物なのに威張ったところがひとつも…

一流の研究者に見る「良い上司」像

と、友人のアンジャネットが言っていた。

今日の夕方、お茶を飲みながら近況報告と今後の展望(?)を話した。「パリを旅行した時、ヨージ・ヤマモトのショップを見た。高くて買えないけれど、アートとして眺めると楽しい」と彼女は言う。実際、日本のファッションやポップカルチャーのファンである。小…

出産に関するすごいアートを見た。

ミシガン大学の美術館(The University of Michigan Musiam of Art: UMMA)で日本の作家によるジェンダーをテーマにした写真展をやっていて、そこで見た岡田裕子さんの作品"俺の産んだ子"に衝撃を受けた。「子宮移植手術を受けた男性が出産する」という設定…

答えはもちろん、ノーである。

私の研究テーマ「既婚男性の家事育児時間」に限っていえば、アメリカ男性の方が日本男性よりリベラルだ。統計・文献調査・インタビュー結果ともに前者の方が家庭参加度合いは高いし妻のキャリアをサポートする人が多い。 ただ、これはアメリカ男性の一側面に…

Ann Arborでは毎年、7月下旬にアート・フェアが開かれており、この期間だけは東京並の人出(写真)になる。

今年は18日〜21日までだった。絵画、写真、彫刻、木工、陶芸、アクセサリーを作る人たちが全米から集まって出店する。その数、数百余り。キャンパス内はもとより、数百m離れたレストランの並ぶメインストリートに至るまで、見渡す限り店。街中の駐車場が、出…

アート・フェアの政治コーナー

朝はCEWでお別れ会。

会議室に15人集まってワッフルを食べた。生地や焼き器、苺のソースやブルーベリー、クリームなどを皆で持ち寄ってくれた。その場で生地を焼き、自分で好きなものをトッピングして食べながらお喋り。 べスが餞別にプレゼントとカードをくれてお別れの言葉を言…

ワッフル・パーティー(お別れ会)と故フルブライト上院議員の言葉

このところ、日本でもよく目にするようになってきた「ダイバーシティ」という単語。

当初は「女性活用」の言い換えにすぎなかったが「多様性を生かす」とか「外国人」とか少しイメージが広がってきた。 調査リポートを書くため、日本のメディア(大手四紙)が「ダイバーシティ」という言葉を使った件数を調べてみた。最初に使ったのは日経新聞…

先ほどCEWの図書館司書・ジーンにリポートを提出。

印刷版を手渡して、本文テキストのワード文書とエクセルの表をメールで別途送った。あとの作業はジーンから直しの要請があればそれを反映させるだけ。その後、表紙をつけたりPDFに直してウェブサイトに掲載したりの作業はおまかせだ。 リポートの構成を考え…

先月、メリーランド大学のジャーナリズム学科にモーリン・ビアズレー教授を訪ねた際にいただいた著作だ。

初代ワシントン大統領の夫人から現ブッシュ大統領の夫人まで、彼女たちの人物像とメディアの報じ方が分かる。出版は2005年だが、次の大統領選挙の行方を考える上でも参考になる。 全体を通じて見えてくるのはアメリカとメディアの保守性だ。ファッションやイ…

アメリカ大統領夫人とメディアの関係

First Ladies And the Press: The Unfinished Partnership of the Media Age (MEDILL VISIONS OF THE AMERICAN PRESS)作者: Maurine Hoffman Beasley,Caryl Rivers出版社/メーカー: Northwestern Univ Pr発売日: 2005/12/01メディア: ペーパーバック クリッ…

プエルトリコ観光中、2回、居心地の悪い思いをした。

見渡す限りヒスパニック系(白い肌の人と浅黒い人がいる)と米国人観光客で東洋人は私たちだけ。アジア系比率はチュニジア並に低いが、不思議とじろじろ見られることはなかった。飛行機を乗り継いだオハイオ州・クリーブランドの空港では、白人客からチラチ…

歴史への無知に強烈な違和感を覚える

プエルトリコ(写真)に行き、INFORMSという学会で発表を聞いた。

一番面白かったのは、イリノイ大学アーバナ・シャンペン校の教授による「メディアに出る時の注意点」。自身の経験を元に取材前の準備、米メディアの取材手法や誌面・番組の実態、読者や視聴者からの反応を語った。 教授はクルマの二酸化炭素排出量と乗る人の…

大学教授のメディア・トレーニング

ミシガン大学にEnglish Language Institute(ELI)という機関があります。

ここで留学生や外国人研究者向けにレポートや論文の英文をチェックするサービスがある・・・と聞いて行ってみました。私が書いたのは参考文献リスト付25ページほどの調査リポートで、所属先のCEWのウェブサイトに載る予定のもの。学術論文ではないのですが、ふ…

ネタばれがあるので、これから見ようと思っている方は読まないでください。

楽しみにしていたのに、期待はずれでがっかりした。テーマは健康保険だと聞いていたから、ある程度想像がついていた。そして内容は予想通りだった。 保険に加入していない人、加入していても細かい条件が合わず必要な治療を受けられない人が次々登場する。保…

マイケル・ムーアの新作映画『Sicko(シッコ)』

ケンタッキー州北東部にある創造博物館(Creation Museum)に行った。

アメリカのキリスト教徒の一部は、ダーウィンの進化論を否定する。彼らは、地球が6000年前、神によって作られたとする創造論(Creationism)を信じている。創造博物館はこの思考枠組みを分かりやすい展示で解説している。今年5月に開館したばかりだ。 創造論…

反進化論博物館:恐竜はベジタリアンだった?