先ほどCEWの図書館司書・ジーンにリポートを提出。


印刷版を手渡して、本文テキストのワード文書とエクセルの表をメールで別途送った。あとの作業はジーンから直しの要請があればそれを反映させるだけ。その後、表紙をつけたりPDFに直してウェブサイトに掲載したりの作業はおまかせだ。


リポートの構成を考え始めたのは5月12日。日本語でキーワードを打ち込んだり、実際に書いたり、読み返したり加筆したり、英語直しサービスに送ったり、修正された文書をさらに見直したり・・・こういう作業、全て併せて52時間半かかった。成果物は本文22ページ、参考文献リスト4ページ、グラフが5つ。


途中3週間、旅行や会議出席などで机に向かえない期間があったので、それを差っ引いても約5週間で50数時間。週にわずか10時間労働である。オフィスにいる時間は1日5〜8時間でも、本当に生産作業に携わる時間はとても短い。実はミシガンへ来てから、出社(?)した日は朝から帰宅まで、何をしたか記録している。今日の場合は「9:35 オフィス」とか「9:45 帰国関連書類をべスに提出」とか。もちろんトイレや食事やインターネットをぼけーっと見てしまった時間も記入する。


よく分かったのは、書いたり読んだり人と話して情報収集したりと、私にとっての「生産的な時間」がさほど長くないということだ。本を読むとか、リポートを加筆修正するといった、タスクがはっきりしていてすぐにできる場合、集中力もそこそこ続くが30分もすれば疲れてくる。特に英語で書くのは1日3時間半が限界で、それを超えると思考が止まる。

「私工場」には1日3時間半しか稼動しない「書く機械」がある。これ以上長い時間動かすのは難しいので「読む」とか「話す」とか別の作業を足して生産効率を上げるのがいいことがよく分かった。