2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

女性はただ思い切り働ければよいというものではない

最後に、私がこの本を素晴らしいと思った一番の理由は、著者が長い育児休業を取ったからとか、男性なのに仕事より家庭を優先したから…ではありません。仕事と育児と夫婦のあり方、そういうものへの理解が細部にわたっているからです。育児休業を取得している…

男性はフリーで働いていても「主夫」を名乗る

さて、本書には「主夫」とありますが、著者は無職ではありません。フリーランスで翻訳やライターの仕事をしています。興味深いのは、男性の場合、フリーランスで仕事をしていても「主夫」と自称するケースが多いことです。これはアメリカでも同様でした。 一…

女性なら珍しくない選択が男性にも開かれてきた

ところで、著者のような選択は、女性ならばさほど珍しくありません。子どもとの時間を確保したいから育児休業を目いっぱい取るとか、家族一緒に暮らしたいから夫の転勤に伴い離職するという女性はたくさんいます。 仕事より家庭。キャリアより子ども。こうい…

キャリアへの迷いのなさ

2年間という長期間の育児休業を取得した際の著者の態度からも、学ぶべきところが大きいです。最初のうちは上司に止められたそうです。親ごころから「キャリアの中断」を心配する上司と何度も面談をして、最後には規定で最も長い2年間の育休を認めさせるくだ…

論より実。何より子どもとの生活が大事

育児休業を取った男性のほとんどが経験する、ママ友との付き合い(の難しさ)を、著者も経験しています。ママと子どもが集まる場所に行っても、なかなか話しかけてもらえない。運よく話しかけてもらっても、その場限りで終わってしまう。私は全く同じ話を、…

東大院卒エンジニアの男性が、主夫になった経緯をまとめたノンフィクション。

著者は大手自動車メーカーに勤務していました。第一子出産後に2年間の育児休業を取得。妻は任期付きの仕事で育休を取れなかったという事情から、自分が育休を取りました。育休中に妻の米国赴任が決まり、1年間は家族3人で米国暮らしを経験。著者のみ帰国して…

本当に自由な男性はキャリア女性の気持ちも分かっている

子育て主夫青春物語「東大卒」より家族が大事作者: 堀込泰三出版社/メーカー: 言視舎発売日: 2012/10/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 5人 クリック: 99回この商品を含むブログ (3件) を見る

「かわいい」市場はどのくらい儲かるか

前置きが長くなったけれど、この本「プリンセス願望には危険がいっぱい」は、私みたいに、ピンクすぎる世界に娘を置きたくないけれど、そこには抗いがたい魅力があると感じているような母親に読んでほしい。女の子らしさを押しつける社会の圧力には屈せず、…

息子育児とジェンダー教育

息子が産まれた時から夫婦で同じように育児に関わってきて、年と共に彼が「男の子っぽく」なっていくのを、面白く眺めてきた。息子は最近、ウルトラセブンが大好きで…ではなく、自分のことをウルトラセブンだと信じている。そんな息子のお気に入りの遊びは「…

私には4歳の息子と1歳の娘がいる。

娘についピンクを着せちゃう迷える母たちに勧めたい武器

プリンセス願望には危険がいっぱい作者: ペギーオレンスタイン,日向やよい出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/10/26メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 167回この商品を含むブログ (1件) を見る

共働き子育ての実情をお話しました。

主催者も参加者の大半も20代のビジネスマンなので、具体的なタイムスケジュールなどを中心にお話しました。出席者は錚々たる企業にお勤めの方ばかりですが、皆、自分の関心に合わせていろんな勉強会を開いているそうです。大企業に就職しても一生安泰とは考…

友人でジャーナリストの白河桃子さんの妊活講座の中で、ミニ対談をしました。

働く親の日常生活、夫との協力体制などについてお話しました。日比谷図書館は環境が最高でした。

大原社会教育会館の主催でした。

出席者(約20名)が固定されており、仕事と育児の両立をテーマに数回の講演を企画、各回異なる講師の話を聞き、最後に自分なりのワーク/・ライフ・バランス・プランを作るというもの。大学のゼミのような感じです。面白いのは、毎回の講演と出席者の発言の記…