大原社会教育会館の主催でした。


出席者(約20名)が固定されており、仕事と育児の両立をテーマに数回の講演を企画、各回異なる講師の話を聞き、最後に自分なりのワーク/・ライフ・バランス・プランを作るというもの。大学のゼミのような感じです。面白いのは、毎回の講演と出席者の発言の記録が作られ、講師と出席者に共有されていること。講師は自分が登壇する前にどんな議論があったのか、知ることができます。公開を前提としない記録なので、講師も出席者も家族のこと、仕事のことを率直に話していて、読み応えがあり非常に面白かったです。


私は最終回(プラン作り)のひとつ前の回だったので、それまでの記録を読ませていただき、出席者の方が女性労働に関する統計データや夫婦の家事育児時間などの情報を得ていると、分かっていました。そこで、スライドやレジュメは使わず、自分が過去に書いたWLB関連の記事のみを配布し、それらを適宜参照しながら、私自身の両立状況を話した後、皆で議論するという形にしてみました。


同じテーマをさまざまな角度で語り尽くし、記録し、読み返し修正するというこの学習方式。初めて経験しましたが、しっかり身につく良いものだと思いました。ご担当の大野さんから勤務先にいただいた、丁寧な手書きの依頼状は今でも大事にしまっています。