福岡県主催の「福岡国際女性シンポジウム」、メディアとジェンダーをテーマにしたイベントでパネルディスカッションのモデレータをしました。
基調講演はUN Women東京事務所長の石川雅恵さん。ジェンダー問題を国際的な視点から見つつ、メディアの果たすべき役割などについて、分かりやすくパッションを感じるお話でした。
その後、パネルでは、石川さん、社会学者の諸橋泰樹先生、PRストラテジストの本田哲也さんと治部の4名でディスカッションしました。「女は家事育児、男は仕事」というジェンダーバイアスがはっきりしているもの、それを打ち破ろうとするもの等、様々な事例を見ながら登壇者同士が議論し、また会場の方々からも意見を募りました。
私がいちばん面白かったのは「洗濯用洗剤」を巡るやり取りです。最近、男性の家事を描くCMが増えている事実をおさえた上で、男性アイドルが洗濯をする様子を描くことは、果たして男性の家事参加を促すのか? パネリストの問題提起、それに応えた参加者の20代男性のコメントに説得力がありました。