NHK福岡のジェンダーバイアスを議論する番組にリモート出演しました。視聴者の体験談、再現映像、タレントさん達の発言、うなずくことばかりでした。性別で決めつけるのではなく、個人で自由に生きられる社会にしたい、という議論の方向がとても良かったです。
最近、テレビでジェンダー関連の話題を取り上げるのをしばしば見ます。「●●がいやだ/つらい/もやもやする」という意見に対し「そんなの気にしなければいい」と押さえ込む人がいると議論が嫌な方に行きます。押さえ込むのは場の中で力が強そうな人。
今回よかったのは、男性、女性、男女両方経験した人それぞれが、自分の意見を述べ、それを皆がちゃんと聞いていたことです。若い男性が「僕は美容に詳しいので、女みたいと言われる」「よく女の子が足を広げて座っていると叱られるけれど、僕は足をきっちり閉じる方。そうすると、女みたいと言われる」といった体験を話すと、うんうん、と聞く。
また、KABAちゃんさんは、男女両方を経験しており彼女の体験はジェンダーバイアスを可視化しており興味深かったです。違う体験に耳を傾ける、というのは大事だなと思いました。
30分弱でまとまっていて、これを見ればジェンダーバイアスって何のことか分かって自分のもやもやともつながる秀逸な内容でした。九州以外でも見たい人多いと思うので、有料オンデマンドで観られるようにしてほしいです。
