朝はCEWでお別れ会。


会議室に15人集まってワッフルを食べた。生地や焼き器、苺のソースやブルーベリー、クリームなどを皆で持ち寄ってくれた。その場で生地を焼き、自分で好きなものをトッピングして食べながらお喋り。


べスが餞別にプレゼントとカードをくれてお別れの言葉を言って、私もオフィスで唯一の外国人だった私に本当に親切にしてくれたことに、あらためてお礼を言った。べスがくれたのは、ガラスの破片ふうのブローチ。「女性がガラスの天井を破る」ことをイメージして作られたものだ。私はお返しにオフィスに飾ってもらうため、日本の版画(レプリカだけど)を渡した(写真)。


去年のやはり今頃、初めてオフィスに来た日にもこうやって歓迎会をしてもらった。あの時はすごく緊張していたので、紺のスーツを着ていったけれど、慣れてくるにつれて皆と同じようにカジュアルな服装になり、この日もそんな感じだ。


初日にベスがオフィスに飾ってくれたのはひまわりで、お別れ会の日もやはり、ひまわりの一種(ふわふわしているから、テディー・ベアと呼ばれているらしい)を生けてくれた。1年経ったんだなと思う。


日米教育委員会のウェブサイトには、故 J. ウィリアム・フルブライト上院議員の以下のような言葉が紹介されている。

教育交流は、「国家を人々に変える」、すなわち国際関係を人間的にすることができます。それは他のどんなコミュニケーション手段もできないことです。私は教育交流が人々の間に必ず友好的な感情をもたらすものだとは思いませんし、またそれを目的とすべきだとは思いません。ただ、人間として共通の感情を喚起できること、言いかえれば、他の国々に自分達が恐れる教条があると理解するのではなく、自分達の国で育った人々と同じように喜びや悲しみ、残酷さや優しさを共感できる人々が住んでいる、ということが実感できれば充分だと考えます。

私がこのオフィスで体験したのは、まさにこういうことだった。