NPO女子教育奨励会(JKSK)の会合でアメリカでの調査について報告させていただきました。


JKSKは「女性の活力を社会の活力に」を謳い、女性のリーダーシップやダイバーシティーの推進、ワークライフバランスに関するシンポジウム企画をしています。私がお話させていただいたのは、毎月開かれているJKSKサロンという場で、これまで、韓国の元女性国防大臣や社会貢献活動に携わる方、建築家や写真家など様々な方がゲストスピーカーを務めました。私も何度か出席させていただき、楽しみながら取材人脈も広げる機会をいただいてきました。


この夜は私が20分ほど、日米の働く女性の現状比較や、夫の意識・行動、公的育児支援が貧弱なアメリカで、なぜ女性が昇進も子供も諦めずにすむのかお話し、その後、出席者の皆さんと意見交換をしました。長年アメリカに住み、育児も経験された方のお話や、ダイバーシティー推進に詳しい方からのご質問、元ノルウェー大使からの現地事情紹介があり、とても充実した議論でした。


議論に加えて感動したのがお料理で、これは全てJKSKの木全ミツ理事長の手作り。私がアメリカについて話すのにちなんで、テーブル奥ではホットプレートを使ってアメリカンドッグやハンバーグをバーベキュー風に料理しています。全部で30品近くが並ぶ豪華さに驚きました(写真)。


木全さんは厚生労働省で数十年勤め上げた後、国連公使やボディ・ショップ日本法人の社長をご経験で、日本のキャリア女性の先駆け。国連公使時代はニューヨークのご自宅に各国大使を招き、"手料理外交"をされたと以前、うかがったことがあります。男女雇用機会均等法育児休業法もない時代、息子さんを育て、義理のご両親の介護をしながらキャリアを切り開いており、どんな時も決して愚痴をこぼさない明るさには頭が下がります。そういえば、アメリカにも、こういうパワフルで周りを楽しい気分にさせる女性が多かったことを思い出しました。


会場は市ヶ谷のマンションで、ここはGEWELという別のNPOを主催している堀井紀壬子さんという方のオフィス。彼女にも取材でしょっちゅうお世話になっています。


日本のNPOは海外に比べて弱い・・・という話をよく聞きますが、最近の成果についても色々と教えていただき、嬉しい気分になりました。