アメリカの女性研究者協会(Association for Women in Science)が世界中の4000人余りの研究者に調査を行いました。


その結果を見ると、半数以上の人が週に2〜3回、仕事と私生活の両立困難を感じています。勤務先が「ファミリーフレンドリーである」と答えた人は全体の3分の1に留まります。ワーク・ライフ・バランスに満足しているのは、女性科学者の半分、男性科学者の6割ですが、裏を返せば残りは不満を持っているということです。


こうした中、女性科学者の4割、男性科学者の3割が、安定した職を得られるまで、子どもを持つ時期を遅らせています。


10人に1人が現在の職を来年中に辞めると考えているそうです。


より詳しい内容はこちらで読めます。興味深い設問が4ページ目にあります。「さらなるキャリアを追求するため国外に出たい」と考える人は若手の約半分に上ります。米国では低いので、キャリア機会が豊富にあると言えるのかもしれません。


ちなみに、回答者の4%を日本人研究者が占めています。