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http://www4.nhk.or.jp/netadori/x/2018-07-20/21/19064/1503153/
番組の取材班は、30人以上の親に取材を重ね、放送では3人の母親の実状を紹介しました。そのうち2人は匿名です。
1人目の母親は、育休復帰に際し、9時〜15時の短時間勤務を希望していました。一方、会社側からは育休前と同様、9時〜18時の勤務を求められたと言います。
2人目の母親は第二子の育休中でした。上の子は既に保育園に通っていますが、同じ園には下の子が入れるクラスがなく、今、復帰すると、きょうだいの保育園が分かれてしまいます。加えて夫が海外転勤となり、自分と子ども2人は日本に残るため、復帰後は「ワンオペ育児」になる予定でした。行政の窓口で相談すると「あえて不承諾通知をもらうこと」を勧められたと言います。
3人目の母親は、発達に遅れが見られる子どもを、もう少し、手元で育てたい、という希望を持っていました。
待機児童問題が解決しない中で「保育園落ちたい」って、どういうこと?と思うかもしれません。背景には、働き方や保育園の利用要件に柔軟性が欠けている構造的な問題があります。週2〜3日の勤務や1日5〜6時間労働で育休復帰ができたり、ワンオペ育児ではなく夫も当たり前にお迎えや夕食作りができるようになることが大事ではないか、というお話をしました。
取材班は30代男性が主体で、自身の家庭の状況がきっかけで、この問題に関心を持ったそうです。時代が変わってきた感じで、ちょっと嬉しかったです。