こちらで食べるものの多くは、油分や甘味が多すぎる気がします。

そんな中でアメリカの方がおいしいと私が感じるものの1つが、りんごジュース。近所のスーパーで買った地元工場直送のものが気に入ったので、頻繁に買うようになりました。ミシガン州にはりんご農家が多く、彼らの多くは、しぼりたてのりんごジュース直売場を運営しています。

今日はその中の1つ、Dexter Cider Millに行ってみました。自宅のある街・Ann Arborからクルマで約20分のところにある、Dexter Village(デクスター村)にあります。創業は1886年。工場の建物も歴史を感じさせるもので、観光客受けしそうです。

10月はりんごの収穫シーズンなので、営業時間を延長しているとのこと。確かに人気は高く、午後3時半過ぎに着くとお客がかなり長い列を作っていて、店内に入るまでに15分ほど待ちました。天気が良い上、犬連れで訪れる人や凝ったデザインのオープンカーに乗ってくる人を眺めていると時間つぶしには困りません。

店内では、りんごジュースを始め、りんごをキャラメルでコーティングしたお菓子(ものすごく甘そう)やアップルパイ、ドーナツ、りんご酢メープルシロップなどを売っていました。りんごジュースは絞りたてを、この家の息子とおぼしき男の子がせっせとペットボトル瓶に詰めた後、すぐに店頭に並べています。ここで買ったジュースとドーナツを近くの公園で紅葉を見ながら食べてみたら、秋だなあという感じでした。

ところで、この種の無名観光スポットについて調べる時には、あらためてインターネットのすごさを感じます。"cider mill" "Michigan" で検索してここを知ったためです。デクスター村の予想外に小奇麗な町並みに、近所ながら小旅行気分を味わいました。