今夜はマリリン・ローゼンタール教授宅で開かれたハロウィーン・パーティに参加しました。

招かれたのはミシガン大学所属のフルブライト客員研究員とその家族など20人。ファイナンスを研究するトルコ出身の教授、生物学を研究するポーランド出身の学者、ロースクールに所属する中国出身の教授、スペインやドイツからの学生といった具合に、国籍も研究分野も多様な顔ぶれが集まりました。

パーティーを企画してくださったローゼンタール教授も、やはりフルブライト奨学金を得て欧州に留学した経験があります。彼女と共にミシガン州南東部のフルブライト同窓会のまとめ役を務めるマーハ・ミューラ教授は、シリア出身の化学者。パレスチナ出身の奥さんは、ハロウィーンらしく魔女のコスチュームを着て出席していました。

約1時間半、パンプキンパイなどを食べながら歓談した後、皆でキャンパス内のホールに移動してハロウィーン・コンサートを聴きました。演奏はミシガン大音楽学部と演劇学部の学生さんたちで、曲目はムソログスキーの「禿山の一夜」など。

普通のコンサートと違うのは演奏者も観客も仮装していたこと。壇上では指揮者までが海賊や怪獣の衣装をまとって、曲の間を簡単なお芝居でつなぎながら7曲を演奏しました。

これまでハロウィーンといえば、かぼちゃの飾りや仮装した子供が近所を回ってお菓子をもらいに来るという程度の知識しかありませんでした。今日、出会ったフルブライターたちに尋ねると、皆、アメリカに来るまで今晩のようにハロウィーンを祝う習慣は知らなかったそうです。世界各国の人と一緒にアメリカらしいイベントを楽しみました。