約10ヶ月ぶりに美容院に行った。


「下手だ」と聞いていたので、こちらで髪を切るのは気が進まず、前髪だけ自分で切って誤魔化してきたのだが、さすがに限界。来週はまともな格好をしなくてはいけないので、仕方なく近所にあるAVADA系列の美容院(写真)へ行った。


ここには5段階の美容師がいて、料金も37ドルから77ドルまで違う。ケチって変な人に当たるのも嫌なので「レベル5・77ドル」を選ぶ。予約した午後1時に店に行き、出されたコーヒーを飲みながら3分ほど待つ。


担当してくれたのは、見た目はごついが物腰柔らかな男性美容師。「長さはあまり変えず、そろえる程度で。いたんで枝毛になっている部分はなるべく取り除いてほしい」と伝えると、ほぼ希望通りになった。


技術と勤務態度は想像通り大雑把。人の髪の毛を引っ張りながら同僚の会話に加わたり、BGMに合わせて踊ったり。ハサミ使いもジョッキン、ジョッキンという感じ。東京なら4000円弱くらいの技術レベルだが、これで9000円以上もする。あらためて、東京の美容院のコストパフォーマンスの良さを感じた。あの軽快な手つきは神業と言えるだろう。