昭和女子大学のグローバルビジネス学科でゲスト講義をしました。


テーマは「私のキャリア・ヒストリー」。仕事と、育児との両立や留学のことなどをお話しました。


面白かったのは女子大生の皆さんの生の声です。仕事、結婚などについて、それぞれの経験と考えを踏まえて、筋の通った意見を持っています。例えば「中高大とずっと女子高なので、同年代の男性との結婚ということが身近に感じられない」、「好きな人とずっと一緒にいたいから、彼が転勤になったらどこへでもついていく」、「自分は海外で働きたいから、彼についてきてもらう」、「60歳以降、第二の人生を考えるとき、ひとりでは寂しいから結婚したい」等々。


私自身は仕事をしながら子育てをしています。しかし、就業や家族形成について、人に意見を押し付けるのは好きではありません。ずっと仕事一筋で生きてもいいし、働きながら子育てするのもいいし、子どもが生まれたら育児に専念してもいいし、しばらくしたら復帰しても、何でもいいと思っています。


大事なのは「自分がどうしたいか」「なぜそう思うか」、突き詰めて考えること。そして「自分と違う選択肢をとった人の生き方も尊重する人」が増えると、気持ちよく生きられると思います。