特別研究員をつとめている、昭和女子大学女性文化研究所「ホワイト企業調査」第2回、記者発表会が開かれました。


 今回は小売業界、化学・化粧品業界、IT業界の3業種について「お勧め企業ランキング」の発表を行い、私は化学業界の調査分析と報告資料執筆を担当しています。大まかな特徴は、化粧品業界は経営トップも女性、という企業があるほど女性の戦力化が進んでいます。一方、化学業界は理系採用が多いためか、従業員、管理職に占める女性割合がいずれも低いのが特徴です。ただし、財務体質が良い企業、グローバル市場でたたかっている優良企業も多く、制度は充実していますし、男性のワーク・ライフ・バランスに熱心な企業も見受けられました。


 調査を行ったのは女性文化研究所企業評価プロジェクトチームのメンバーで、同研究所長で大学学長でもある坂東真理子先生、同研究員で同大学教授の森ます美先生、特別研究員の白河桃子さんと私、そして同大学非常勤講師の酒井計史さんです。同じメンバーで昨年11月にも調査を行い、その際は銀行業界とサービス業界の分析を行いました。


 定量調査により、同じ業界内で横比較しているのが特徴です。就活学生さんが「○○の仕事がしたい」と希望業界を決めたら、こちらの調査を参考に、自分にとっての「良い企業」を選んでいただきたいと思います。

 当日、メディアの方にお配りした資料(企業ランキングなど)は、女性文化研究所のウェブサイトからダウンロードいただけます。