パパ&娘が遊びに行っている間、息子とのんびり1時間強過ごしました。


自分の服の裾がほつれていたので縫っていたら「何それ?僕もやりたい」と言う。白い雑巾と青い糸を通した針を渡して二針ほど縫って見せると、面白がって端から端まで、青で並縫い。次は赤い糸を通した針を渡すと、今度は斜めに縫っている。ちょっと休憩した後、緑の糸を通した針を渡す…。


「これ、何ていうの?」裁縫だよ。「さいほう、気に入った! 初めてにしては、うまい?」と得意そう。

すごく上手だし、こういうことを、やってみよう、と思うのがエライとママは思う。自分の服のボタンが、自分でつけられるといいでしょう。「一人暮らしした時、便利だね!」と小1男子は素直で可愛い。(ただし、本人に可愛いというと怒られます)


縫い終わった息子は、その間の会話から思うところあったらしく、こんなことを言う。この間の授業参観の時、先生が男子だけ3人に声をかけて「○○くん、××くん、●●くんの列の人」と言っていたよ。隣は女の子なのに、何で「△△ちゃん、■■ちゃん、◇◇ちゃんの列じゃないのかなー、パパも変だと思ったって」。


へー!と驚くと「先生も女なのにね」と息子。担任の先生はとっても良い人なのですが、ああ、男女共同参画の教育って大事だ、とつくづく思う。


ついでなので、Women don’t Ask問題、Lean Inに書いてあるようなことを、かいつまんで話す。あのね、会社で勉強会があって、質問ありますか?って聞かれると、手を挙げるの、男の人ばっかりなんだよね。幼稚園の時は、女の子もはい、はい!って手を挙げるけど、学校とかで色んな経験するうちに、手を挙げなくなっちゃうのかなー。ママは気にせず手を挙げるんだけどねえ…。


そんな話が影響してか、息子は「漫画日本の歴史」で、平塚らいてう市川房枝が出てくる場面を読み始めました。治安警察法で、女性や未成年者が政治集会に出席することが禁止されてた、というくだりに時代の変化を感じる。手のかかる乳幼児時代を過ぎた今、息子といると面白く勉強になることばかり。


ちなみに今日、息子は娘と一緒に雛人形を出して喜んでいました。夜になって「雛祭り」と「端午の節句」について説明したら「え!お雛様って妹ちゃんのものなの!」とびっくり。


今のまま「女の子のお祭り」と「男の子のお祭り」が分かれていることに驚ける感覚を、ずっと大事にしてほしいです。