新潟県女性センターを運営する(公財)新潟県女性財団が発行した「ぶっくばらんす」。テーマは「色」。ピンク色が好きな5歳のチエちゃんが、色んな人と話し戸惑いながら「私はピンクを選ぶ」と考えるようになるまでのストーリーが描かれます。書店の絵本コーナーに置いたら良さそうな内容です。
私は「ピンク大好きの娘が紺色のポシェットを欲しがるまで」と題したコラムを寄稿しました。
編集方針で良いな、と思ったのは、チエちゃんが「ピンクは女の子らしい」という観点から、肯定的・否定的な意見に出会った末「自分らしさ」ゆえのピンクなんだ、と思うようになるところ。
女の子全員にピンクを押し付けるのは「違う」と思う人も、全員が青を身に着けるべき、とは思わないはず。「らしさ」を巡る一歩踏み込んだ考察ができる素敵な1冊です。
とてもセンスが良いので、新潟県在住の方は是非、どこかで手に取ってご覧になってみて下さい。