東京・紀尾井町にあるYahoo! ロッジで「ジェンダー・ギャップ指数」に関するセミナーを開きました。


毎年秋に世界経済フォーラムが発表するGlobal Gender Gap Index(GGGI:ジェンダーギャップ指数)は、各国内の男女格差を分かりやすくランキングで発表するため、メディアでも良く話題になります。


残念ながら日本は順位を下げ続けていて、最新(2017年)は144カ国中、114位。


このセミナーは、国際調査や政策提言を手掛けるNGO Gender Action Platform(GAP)が主催したもので、私も会場との連携やモデレーター等でお手伝いしました。


GAP代表の目黒依子先生(上智大学名誉教授)からは「経済の視点」でジェンダー問題を分析したGGGIの戦略的優位性などについて、お話がありました。調査やランキングは、使われてこそ意味があります。女性を巡る課題に、世界経済フォーラムという注目される国際経済団体が関与したことで、ジェンダー問題が経済問題として捉えられるようになりました。


同じくGAPの大崎麻子さんは、UNDPで途上国のジェンダー政策に関わった経験を踏まえ、開発と人権、経済、ジェンダーに関する議論の変遷を分かりやすく解説して下さいました。


セミナーには、メディア、企業、NPO等、様々な分野から数十名が集まり楽しい時間を過ごしました。今後も、GAPではジェンダーに関するセミナーを開く予定で、私も一緒に活動していきます。