ヒューストンから車で3時間ほどかけて、サンアントニオへ。

途中、休憩を取ったサービスエリアのようなお店。リスのマークが目立つ広い店舗です。

日本の感覚だと2.5倍くらいの大きさのコーヒーなど「アメリカらしさ」を感じました。

午前中はテキサス大学サンアントニオ校。学長やプロボストと呼ばれる大学マネジメントの責任者、教授たちと意見交換をしました。印象的だったのは「家族で初めて大学へ入る層」を強く意識して、リクルートや教育を行っていたこと。高等教育が経済階層を引き上げる役割を果たしていること、大学もまた、自らの役割を認識しています。

講演の後は教授たちと近くのイタリアンでランチ。レタスを1個丸ごとふたつに割って、どん!と盛られたシーザーサラダ等、ダイナミックな大皿料理を取り分けました。味はふつうに美味しかったです。


その後、少し市内観光の時間がありました。有名なアラモ砦を見学し、街の間を流れる川に驚きながら散策しました。川の水は定期的にきれいにしているそうです。さすがアメリカ。川沿いの建物やレストラン、カフェも素敵で、ここは観光で度来てみたいと思いました。アジア系の観光客はほとんと見かけず、穴場です。


夜はサンアントニオ商工会議所主催の夕食会。「風と共に去りぬ」に出てきそうな素敵なお屋敷を改装したレストランで、地元経済界、元市長などとお話しました。商工会議所の会頭はカップルで出席。ふたりとも「自分が家族で初めての大卒」と言い、昼間に聞いたテキサス大サンアントニオ校関係者の話を思い出しました。妻は牧場育ちで「家族全員が一頭ずつ、馬を持っていた」と言います。「東京だとひとり一台自転車です。馬は特別な場所に行かないと乗れないのでうらやましいです」と話しました。

テキサスはわずか2日間の滞在でしたが、医療など先端技術の拠点も少し見られましたし、イメージが大きく変わりました。カリフォルニアと比べて住居コストが安く、まだまだ土地もあるため、移り住んでくる人も多い、と聞きました。個人的には、話をした人たちの暖かい人柄を感じたことが印象に残っており、次回はもう少し長く滞在してみたいです。