15日(土)はクラス全員と先生2人と、週末にこちらを訪れていた私の連れ合いでフィラデルフィア市内を観光。

Independence National Historical Park でLiberty Bell やIndependence Hallを見る。

ベルが飾ってあるホールは、独立の歴史に関する資料館になっている。誰が見ても分かりやすく「アメリカは自由の国。素晴らしい」と思わせるつくりの展示にちょっと苦笑してしまう。当然、開拓の歴史でインディアンを殺しまくっていたことなどには一切触れず、歴史の良い面だけを見せるよう上手に編集してある。

こういう愛国心丸出しの展示を見るとつい、靖国神社の敷地内にある遊就館を思い出してしまう。ただ、アメリカの展示が日本の右翼の与える印象と大きく違うのは、マイノリティの権利擁護を前面に出していること。アフリカ系アメリカ人や女性の権利拡大とアメリカが掲げる自由と民主主義の概念が合致していることを感じさせる解説と展示があり、うまいなあと思う。

Independence Hall の中を案内してくれたのは、ボランティアの女性。フィラデルフィアソーシャルワーカーとして働いていたが、退職したので元々興味のあった歴史に関わる仕事に携わるようになったという。説明が上手で楽しく中を見て回ることができた。

お昼はチャイナタウンで飲茶。ブッシュ大統領夫妻も訪れたという有名店で10品近く食べたのに、9人で割ったので1人当たり8ドルという安さ。