国際女性ビジネス会議の分科会「メディア業界とダイバーシティ」で講師をしました。


日本のメディア業界は、他の業界に比べると女性の進出が遅れています。そうした現状をふまえ現場の様子を率直に話し合うことができ、とても面白かったです。また、管理職に就く女性はその地位にふさわしい情報を持っていらして、お話はとても勉強になりました。参加者のみなさんはそれぞれに専門性をお持ちで、ディスカッションも盛り上がり、時間が経つのを忘れました。


特に印象的だったのは、ファシリテーターのアルトマン・京子さんのご経験。アルトマンさんは日米両国のテレビ業界での勤務経験があり、日本では「声が低すぎる」とか「こわい」と言われたそうですが、アメリカでは「もっと低い声で」と要求されたそうです。女性らしさを求める日本と、女性に男性化を求めるアメリカ。それぞれの国のジェンダー規範が端的に見えるエピソードで面白かったです。


私が出るセッションは1時間半でしたが、会議そのものは丸一日。長時間におよぶため、当日は夫に息子同伴でゲスト参加してもらいました。オムツ換えは夫に任せて、合間に講師控え室にあるソファで何度か授乳。同じ分科会で講師を務めた方も小さなお嬢さんの授乳をしていて、終始、リラックスした雰囲気ですごすことができました。