先々週、夫が海外出張に出かけた。


1日、2日の出張はよくあるが、1週間近い夫不在はお正月以来。1人で育児か…と正直言って少し心配だったが、全く問題なかった。理由は2つある。


1)生後1年をすぎ、去年より体が丈夫になって風邪を引かないため。思い返せば、4月以来、保育園を休んだのは2回くらいだ。


2)身振りや片言で、何を求めているか分かるようになったため。私の言うことは、大抵、理解している様子。


特に2人きりの時は2)のコミュニケーションが成立していることが、とてもありがたい。「ご飯食べようか?」と言うと「テッテ(手を洗う)」と言って自ら洗面台に向かうし、「お散歩行く人〜」と言えば手を挙げた後、「くっく(くつ)」と言いながら玄関へ。


意思疎通ができる相手と一緒にいるのは、何て楽しいのだろう。子どもとのやり取りは、言葉は通じないけれど、すごくフレンドリーな人が多い外国に旅行してる感じだ。お互いに好意を持っていれば、身振り手振りと片言で、何となく分かりあえる。


今になって分かるのは、新生児の世話が大変な理由は、眠れないためだけでなく、意思疎通ができないことが大きい。外で見かける赤ちゃんは皆、ある程度、しっかりした月齢である。笑顔を見せたり、声を出したり、よちよち歩いたり。これは可愛い。


赤ちゃんと言えば、こういう「可愛い反応をするもの」と期待しているところに現れるのは、魚並みの反応の新生児。見た目はふわふわで可愛いのだが、コミュニケーションが成立しないと、大変感は増す。


というわけで、生後すぐ、色んな方に「どんどん楽になるよ」と言っていただいたのが、なるほど! というこの頃。新生児をお持ちの知り合いに「どんどん楽になりますよ」とちょっと先輩ぶって話してみたりする。