今日は国際女性デーです。


東京都調布市にあるAmerican School in Japanアメリカン・スクール)の高校生組織”Students Advocating Gender Equality(男女平等を推進する学生グループ)”が主催する、”Women in Japan 2016”で、講演しました。テーマは”Japanese Women’s status and Family: Realities, Challenges and Opportunities(日本女性の地位と家族:現状、課題そして未来)”です。



まず、マクロデータから日本女性の地位を俯瞰。見えてくるのは、ジェンダーギャップ指数101位に代表される、問題の多い現状です。背景にある、経済・政治分野における女性の進出が遅れている実状と理由を紹介した後、今後の展望をお話しました。4月から施行される女性活躍推進法のこと、それを支える政権の動き、海外投資家の関心などです。加えて、若い男性の意識・行動の変化、我が家の子育てポリシー(男女平等)などをお話しました。


約10年前フルブライト奨学金をいただきアメリカ留学している間に、やはり国際女性デーのイベントに招かれ、基調講演で日本女性の置かれた状況について、話す機会がありました。当時と変わらないのは、定量データではマイナスの材料が多いこと。定性データで変化の兆しを提示できることです。一方、当時とまるで違うのは、女性活躍について中央政府の強いコミットメントがあること。

控室では、完璧な案内役を務めてくれた、学生さんと色々なお話ができて楽しかったです。


当日のプログラムは、こちらからご覧いただけます。


基調講演は安倍昭恵さん、スピーカーはメットライフ株式会社社長、昭和女子大学学長の坂東眞理子先生、日本女子大学教授の大沢真知子先生、ジェンダー専門家で関西学院大学客員教授大崎麻子さん等、豪華でした。