女性と仕事についての取材をたくさん受けてきた中で、ダイレクトに「お金」や「稼ぐこと」を取り上げた企画は初めてかもしれません。
社会問題解決のためのクラウドファンディングサービスを提供する企業で経営者を務める酒向さんは、日本に深く根付いている「女性は稼げなくて当然」という考えを変えたいし、女性も稼げるようになってほしい、と話します。私は酒向さんと20歳違うのですが、おっしゃることに200%賛成でした。
対談記事の前編では、女性のロールモデルが少ない問題、特に男が何でも上でなくては、という規範などについて話し合いました。
後編では、自分の市場価値を冷静に見積もり、欲しい金額を求める「交渉」の大切さについて話しています。
私がジェンダー関連の仕事を始めるきっかけは11年前、このような本を書いたことでした。当時から、経済的自立が女性のエンパワーメントの根幹だと思っていたので、こういう風にお話ができてとても嬉しかったです。