東京国立博物館・見学記

 東京国立博物館。「琉球」展は中国の影響が強かった歴史、地理的条件に恵まれて中継貿易で栄えたことがわかりやすく、良かったです。
 ただ、沖縄戦への言及がほぼない(私が展示室を丸ごと見逃した可能性があるので断言はしませんが)ことには強い違和感を覚えました。
 本土復帰50年記念の展示と謳うからには「復帰」の前は何だったのか、なぜそういう状態になったのか説明しないと分からない人が多いのでは。こうした話題を「政治的」だから避けたのだとすれば、制服姿で見学に来ている中高生に対する「教育」として問題があると思います。
 
 

 東京国立博物館。こちらは広く展示物が多くて見応えがあります。社会や歴史の教科書で見たことがあるものを見ることができて、良いと思います。入館料がちょっと高いかも、と思いつつ入ると、いくつもの建物を回ることができて、実際はかなりお得感があります。
 東洋館には、東西アジア各地の仏像が展示してあり、体つき顔つきが異なっていて見比べるのが面白かったです。また、象がいる国では、象の像もリアリティがありました。
 
 かなり広いので1日ここだけ見ても楽しめると思います。