国立歴史民俗博物館「性差の日本史」見てきました

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 千葉県佐倉市国立歴史民俗博物館で「性差の日本史」を見てきました。古墳時代に女性首長がどのくらいいたのか。減少した理由は何か。炭鉱に女性労働者がいた実態を紹介したり、資料と事実を提示することで「こういう場にも女性がいたのか!」とか「男女の仕事の区分がいつ、どのように生まれたのか」といったことが分かり、興味深かったです。

 展示室が2つあり、ひとつの部屋は「性の売買」をテーマにしたもので、遊女の残した日記や、雇用主の横暴を訴える書面などが印象に残りました。

 最近、ジェンダーをめぐる議論が活発になっています。今起きている問題、少し前から続いている問題を理解するため、歴史を知ることは、とても有効だと思います。歴博のサイトから図録(写真右)を購入できますから、現地に足を運ぶのが難しい方は、こちらをご覧になってみてはいかがでしょう。