チェコ少女合唱団「イトロ」

 チェコの少女合唱団の公演を家族で聴きに行きました。素晴らしかったです。

 

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  2時間以上にわたり20曲近い歌を聴かせてくれました。チェコらしい「モルダウ」や「新世界より」、クリスマスらしい「ホワイトクリスマス」や「ジングルベル」を楽しく聴きました。

 さらに原爆体験記をもとにした合唱曲「さくら」「広島の火」「虹」を日本語で歌い上げていて驚きました。指揮者のイジ―・スコパル氏が2004年からレパートリーに加えたそうで、これまで本など活字で触れてきた原爆の残虐さ、被爆者の苦しみが歌により的確に表現されています。ウクライナ戦争、ガザ空爆と戦争報道が連日続く今、多くの方に聴いていただきたいし、音楽を通じて平和を考えたい、という指揮者の責任感も伝わってきました。

 チェコの歌では山の歌が非常に迫力がありました。モルダウは、おそらく、日本語で歌ってくれていたと思います。合唱団の母体は学校で、350名の生徒から30名を選抜しステージで歌う、仕組みということです。学校のFacebookを見たところ、今回の日本公演では観光や小学校訪問、原宿でのショッピング等もスケジュールに組み込まれていたようです。文化交流として素晴らしい試みだと思いました。