私のではなく、子どもの。


親の会話から、擬音語や擬態語を拾ってきて繰り返す。


たとえば、


私が「時間がないから、ぱっぱと食べちゃって」と夫に言うと、傍らにいた子どもが「パッパ」。


今日は、


夫が台所のカウンター越しに「○○さんは、面倒な仕事を頼んでも、ぐっとがんばって仕上げる」と私に言うと、下の方から「ギュッ」と声が聞こえた。


こんな具合に、親同士だけで話してたつもりの会話に参加する。うまく聞き取れたことが嬉しいようで満面の笑み。


これは、何かに似てるなあと思ったら、英語のリスニングですね。ラジオや映画の英語を聴き取れた時の「やった!」という感覚にそっくりな様子。


もうひとつ面白いのは、絵本のフレーズを覚えて先取りしようとすること。「ガスパール海へ行く」という絵本の冒頭「ぼく、ガスパール。パパとママに一生懸命お願いして、夏休みに海の学校に行くことにした」という部分を読んであげようとすると、「ぼく、ガスパール」と言ったか言わないかのうちに「パパ、パパ!」と叫ぶ。さらに読み進めていくと「ブーブー!」と大きな声で言う。絵本のはしっこに描かれたクルマの絵を見ながら。


好きなページに固執するため、次のページをめくって読み進めても「パパ!パパ!」と合いの手を入れ続ける。どうせなら、と最初のページに戻って読んであげると、また、「パパ!パパ!」と「ブーブー!」の繰り返し。おもしろい人と一緒に住んでるので笑いが絶えません。