私は、疑問に思っています。


日本の少子高齢化や低い女性労働力率の問題は、海外からも広く認知されています。この問題を扱った英語の記事では、いつもいつも、同じ解決策が提示されています。必ず出てくる解決策は「移民を受け入れ、家事育児サービスを担ってもらい、今、家庭に入っている日本の女性たちを労働市場に呼び戻すべし」というもの。


確かに日本の働く女性が置かれた状況は、諸外国と比べて遅れています。変化を加速するための外圧はウェルカム。一方で「移民が女性を家庭責任から解放する」という主張は、見るたびに何かしっくりこない気がしています。