「家事ハラ」、聞いたことがありますか?


7月27日にYahoo!ニュース個人に書いた記事です。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/jiburenge/20140727-00037723/

8月1日に続報を書きました。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/jiburenge/20140801-00037887/


いずれも、多くの方に読んでいただき、特に後者は「何が問題か分かった」「元々の報告書はちゃんとしてたのか!(知らなかった)」等々のコメントをいただき、書いてよかったと思いました。


私は現在、執筆する時は個人ベースですが、こういう取材はもう個人で出来るなあ…と感じます。最初に書いた記事をある研究者の方とのメールやり取り(本筋は別の話)で近況報告として送ったところ「実は…」とその方からも情報をいただき、すぐ関係者の方も取材できました。ネットに記事が載っていると「これ、読みました」と前提を共有できるので話が早いし、何より私がどういうスタンスでものを書いているか伝わり、名刺交換なんてしなくても信用してもらえるのがいい。


記事でもご紹介しました通り、ぜひ原著『家事労働ハラスメント』を読んでください。家事や育児や介護をしている人がなぜ辛いのか。とても分かりやすく、心に響く言葉で書かれていて、腑に落ちると思います。


そして、今回の件を踏まえ、企業にとっての教訓を引き出すなら、企画・調査部門の人だけでなく、マーケティングや広報宣伝に関わる人も、ちゃんと元資料にあたって、まともな本を読んでほしい、ということ。問題は保守的な考えだけでなく、そういう仕事に携わる人の「勉強不足」だと思います。ちょっと検索したら本は出てきます。新書ですからすぐ読めるはずです。