都庁で開かれた、建設業界で働く女性と知事の懇話会。モデレーターをしました。


「建設」とひとことで表現できない色々な職種の女性6名が参加。大規模商業施設やタワーマンションをつくる企業、駅や街を丸ごと作る大手ゼネコン、集合住宅のメーカー、建物の電気工事、公園などの樹木を管理する園芸のお仕事、それから建物の塗装など「仕上げ」を専門にする企業と仕事内容が多様です。



皆さん、現場に出ていたり出たことがあったり。全員、制服で来て下さいました。現場で監督のお仕事もするそうで「職人さんはいい人が多い。年下で女性でもちゃんと立ててくれます」というエピソードも。工事現場に女性トイレがなかったので、綺麗なトイレを新設し、災害時にも使ってもらう…というお話も聞きました。


共通するのは、今やっているお仕事をしたい、と思って大学の専攻を決めたり、転職したりしていること。皆さん明確な意志をもってキャリア設計しています。その過程で「この分野は女性が少ない」ということは意識しなかったようです。



そして、6人中、4人の方から子育ての話も出てきたのですが、全員が夫と当たり前に家事育児シェアしていたのが印象に残っています。夫が育休を取ったとか、子どもの病気対応は夫がメインという人もいました。朝早いお仕事で(知事も皆さんの早起きに驚いていました)、昼休みをやりくりしてお昼寝している人もいます。


「あまり女性、女性と言われるのは好きじゃないです」という方がいたので、知事にもその点について、率直な見解を尋ねたり、和やかなひとときでした。