橋本駅前にあるイオンに入っている「ソレイユ橋本」でセミナーをしました。



テーマは「あなたの理想のワークライフバランスを考えよう」。グループワーク主体にして、何度か発表していただきました。参加者が多様でとても面白かったです。


 現役子育て世代からは、週7ワンオペの女性が発言。夫はオムツを週1回換えただけで「俺頑張ってる」と思っている。何度も妻が話をしても「自分は周囲よりやってる」と考えが変わらない…というお悩みも。妻も働いています。


 深刻な状況では、ご本人がつぶれないことが大切だから、女性センターの支援などを継続的に使った方がいいです、とお話する。センター職員の方も来ていたので、ここでつながっていただけたらいいのですが。


 30代子育て中のご夫婦が2組いました。


 かたや、妻に言われて夫が参加。「平日はお手伝い程度しか家事ができていない。残業を減らしたいが」と夫は話していました。


 一緒に参加するのは考えを共有する上で良いことだと思います。妻も自分の考え(収入格差があるので、どうしても自分が家事をたくさんやるのだが、モヤモヤ…)をはっきり伝えていました。


 こういうご夫婦は希望を感じます。というのも、いつでも平等に分担している夫婦はいないから。お互いが現状をどう見て、長期的にどうしたいのか、話し合うことが一番大切です。


 もう一組は完全に平等な分担を実施しているご夫婦でした。妻曰く「これが本来、当たり前。イクメンになってほしいわけじゃないですし」。夫は笑顔でうなずいています。こちらのご夫婦は、妻の意思が強く、夫が「一緒に幸せになるためには変わらなくてはいけない」と決意し、転職までしています。


 それを聞いた、先輩世代の働く女性が「世代の違いを感じます。若い男性は変わってきましたね」とコメント。



 また、お子さん大きくなったので仕事復帰します、という女性。フルタイム勤務で子どもとの時間が少ないのが悩みという女性。共働きを続けてきた後は子ども夫婦に手伝ってと言われて複雑という女性。センターでボランティアしている女性は現役時代、会社づとめで残業100時間でした、と話す。


 中には80代男性もいらして、なんと、私の名前に興味をお持ちいただいた、ということです。「若い人の話を聞いて新しいことを勉強したい」と笑顔で、グループワークも楽しそうにやっていらっしゃいました。資料に関心示されたので、男女共同参画白書をご案内。


 多様なライフステージの男女が一緒に話すと面白いですね。目の前にある葛藤や課題をちょっと違う角度から見ることができます。