山梨県立美術館&甲府駅北口

 ミレー「種まく人」で知られる山梨県立美術館。日曜のお昼前ですが、さほど混んでいなくてゆっくり見られました。ミレーを始め、バルビゾン派の作品が豊富というだけあって、本当にたくさんある。解説もわかりやすいし、アニメで描くミレーの一生も良かった。

 それにしても、当初、ミレーが批判された時の議論を知り、どんな分野でも、既存の権威→それを脅かす新しい表現や技術→最初は放逐され→後に認められ→そして新たな権威になる、という流れがある。

 

 美術館は甲府駅南口からバスで15分くらい。武田信玄銅像があります。帰りの切符を買って、1時間ほどあったので駅前を歩いていたら、北口がけっこう良くて、

 

 北口を出てすぐに素敵な建物がありました。明治初期の学校を移築した「藤村記念館」。明治期、14年間にわたり山梨県知事(当時は県令と言った時期も)を務めた藤村紫朗にちなんで名づけられました。明治政府が学校令を出した際、藤村は教育の大切さを山梨県の人々に伝えたそうです。

 

 こちらも北口を出てすぐにある「山手御門」。かつて甲府城にあった門のひとつを発掘して1700年頃に復元したそうです。中に入ることができて線路を超えた向こう側までお城の敷地だったことが分かりました。

 これらの観光資源は地元NPOが管理しているそうで、ボランティアの方が親切に色々説明してくれました。こちらがサイトで、解説もあります。