内閣府仕事と生活の調和推進室が主催する「ワーク・ライフ・バランス担当者交流会」でお話しました。


出席者は企業の人事関係者および内閣府関係者の方々、20数名。


拙著『稼ぐ妻・育てる夫』の内容を踏まえ、管理職・専門職を「引きとめる」人事戦略としてのワーク・ライフ・バランスについてお話しました。おもに、短時間正社員や在宅勤務、夫の育児休業がどのように使われているのか、アメリカらしい個別交渉の実例をご紹介しました。


実はアメリカの現場を見ると、日本でも真似できそうなことがいくつもあります。質疑応答では、各社のワーク・ライフ・バランス施策の最前線についておうかがいすることができ、大変勉強になりました。


勉強会の後は有志で集まって打ち上げが行われ、これがまた、とても楽しいものでした。集まった方が率直に、しかも前向きに自社の取り組みについてお話してくださったため、聞いていて、とてもポジティブな気持ちになりました。


私が就職活動をした10数年前、留学した3年前と比べて、日本企業の姿勢が驚くほど変わったことが分かります。もちろん、これは先進的な大企業に限定した話ではありますが、これから就職する大学生の一部は確実に恩恵にあずかるでしょう。