「出産」+「夫の役割」で検索して、この日記にくる方がいます。


そういう方に役立ちそうなのが、こちら厚生労働省が今年2月に発行した「父親のワーク・ライフ・バランス〜応援します!仕事と子育て両立パパ」というハンドブックです。


妻の妊娠から出産、その後の育児に父親が参加する方法が書かれています。


妊婦健診を受ける医療機関の連絡先や健診日程など、必要事項を書き込めるのがいいです。また、保育園の送り迎えや家事・育児の分担を書きこむ表までついています。これ1冊あれば、共働き子育てをする予定の夫婦も準備万端です。


出産は女の仕事と思っている人はまだ多いと思いますが、実際は夫の出番がたくさんあります。私は妊婦健診や母親学級にも同行してもらいました。中でも嬉しかったのは、産休に入り出産予定の1週間前くらいに妊婦健診を受けた後のこと。ものすごく不安になり、病院を出て「どうしよう、どうしよう」と電話口でパニックになっていたら、たまたま家で仕事をしていた夫がすっ飛んできてくれたことです。


別にどうということはなく、無事に元気な子どもが生まれました。それでも初めての出産を前に精神的に不安定になる人はたくさんいます。働いている時は忙しくて気がまぎれていましたが、産休に入ってからの方が無駄に考える時間があるため不安でした。こういう時、夫の対応はものすごく重要です。当事者意識を持って関わるか、他人事だというそぶりを見せるか。その後の信頼関係に影響するでしょう。


ところでこのハンドブックには9人の父親の育児休業体験記が載っています。読むと、富士ゼロックスというのはすごく良い会社なんだろうなと思います。また、NTTドコモに勤めるパパの勇気ある発言と上司の対応もいいなと思いました。