産休・育休中に書いた本「ふたりの子育てルール」(PHP研究所)がでました。


共働き子育てについて「どうしたら可能か」という視点でまとめてみました。働きながら子どもを育てることは「大変そう」と言われます。「なぜ難しいのか」という発想の分析を見ることが多いのですが、実際やってみると何とかなるものです。そして、いったん保育園を利用し始めてみると、そこらじゅうに働く母親がいることに気づきます。そう「ワーキングマザー」はメディアに出てくる彼女のような人ばかりではなく、もっと普通に存在するのです。


働きながら子どもを育てるためには何が必要なのか。実践している人は何をしているのか。夫婦のコミュニケーションや家事育児分担、職場の雰囲気や制度、人間関係、保育所や政府の役割などを考えてみました。


制度の不備を嘆くだけでなく、まずは夫婦が出来ることを始めよう、という発想が主になっています。こうしたテーマの本は「女性向き」と位置付けられることが多いのですが、男性も納得感がえられるよう、共働き子育て中の父親たちの声もたくさん紹介しています。「夫を変えたい」という妻の声が多いことを踏まえ「どうしたら夫の家庭参加を促すことができるか」何人かの男性にしつこく尋ねています。


仕事も育児もあきらめたくない女性とそのパートナーに読んでいただきたいと思います。