1歳数カ月を迎えた子どもが猛烈に可愛い。


これまでにも何度か「今が一番可愛い!」と思った時期があった。“可愛い指数”はある時期を境に、段階的に上がるのかもしれない。


問題は、いつまでこれが続くかということだ。


産休中に、知人で女性のキャリア官僚の草分けだった方に会うと「可愛いでしょう?」と尋ねられたので携帯で撮った写真を見せた。すると「いつまでも、こんな風にあなたに頼り切った可愛い存在でいてくれるわけじゃないから、仕事は絶対、辞めちゃダメよ!」と言われた。この方にも私と同様、息子さんがいる。


復帰した後、別のワーキングマザーの知人にも聞かれた。「今、可愛くて仕方ないでしょ?」。


「はい!!!」と答えると、別れ際に笑いながら「だまされちゃダメよ〜」と言った。彼女には10代の息子さんがいるから、何だか説得力がある。


思春期を迎えた息子から「1m以上離れて歩け!」と言われた、なんていう話も聞く。


このように、


「いつまでも、その可愛さが続くわけじゃないのよ。だから、仕事は続けなさい」


というアドバイスを、何人もの働く母親の先輩方から聞く。となると、気になるのは、息子というのはいつまで可愛いのかということだ。


「『1m離れて歩け』なんて言われたら、私はショックで、仕事人間に戻っちゃうかもよ」と言うと、夫は「ダメだよ。それじゃあ、子どもはグレちゃうよ。
仮に『食事なんてケンタッキーでいいよ』って言われても、それを真に受けてケンタッキーにすると、『見捨てられた』って思うものなんだよ。思春期のの男の子は複雑なんだよ」。なんかすごく大変そう。


さて、男の子っていうのはいつまで可愛いものなんでしょうか。「1m離れて歩け」って言われたら、母親はどうすべきなんでしょう。