と思うこの頃。


なぜなら、1歳から2歳にかけて、カタコトを話す子どもはものすっごーく可愛いから。


確かに生後数カ月のこわれものみたいな赤ちゃん時代も可愛かった。2カ月目に笑ってくれた時の感動は忘れられないし、今でも、生後半年くらいの写真を見ては夫と「あー可愛い」と言い合う。


約5カ月の時、保育園に預けて仕事に復帰した時は、多くの人から「早いね」と言われた。そこには多かれ少なかれ「そんなに小さい子どもを預けるなんて…」と非難するニュアンスもあったと思う。


諸事情あって、その時期に復帰することを選んだ私は「そんなこと言われてもねえ」と思ったり「余計なお世話だよ」と内心、苛立ったりしていた。


子どもを夕方、保育園に迎えに行き、家で授乳してからシッターさんに預け、再出社して仕事して、また1回家に戻って、今度は夫にバトンタッチしてまた会社へ…ということも、本当に締め切り直前の時期には、やったことがある。自分がどっち向きの電車に乗っているのか、一瞬、分からなくなったり、家から駅、駅から会社をダッシュするので、何だか足が速くなったような気がしたものだ。


夜泣きで夫婦ともに常に寝不足。イライラしてよく夫に八つ当たり。毎日2回は絞って冷凍した母乳などなど。


ゼロ歳児復帰は大変だったなあ、と思う一方で、保育園に送った後は結構、さばさばした気分で仕事に向かっていた。


後ろ髪引かれるのはむしろ最近だ。1歳半を過ぎたあたりから、朝、別れるときに大泣きするようになった。私が送っていっても、夫が送っていっても、身をそらして泣く。「すぐに気持ちが切り替わって笑顔になるので大丈夫ですよ」と先生(子どもだけでなく親の精神的なメンテナンスもしてくれる。ありがたい)が言ってくれ、しばらく扉の外から様子をうかがっていると、確かにそんな感じ。けれど、先生に抱っこされたとたん、泣くまいとするかのように、私の方を見ないようにしてみたり、小さいながら頑張っている様子を見るとやはり心が痛むのだった。


それでも私たち夫婦が保育園児であることに肯定的なのは、ゼロ歳児の頃から1年間、お世話になってきて、先生も環境も施設も素晴らしいことが分かっているからで、ぐずる子どものところへ、クラスのお友達(まだ1歳児)が寄ってきて慰めてくれたりするのは、本当に心がなごむ。


さて、私が1年間、育児休業を取得してこれから仕事に復帰しようという状態なら、これはちょっと、かなり考えてしまうかもしれない。個人差はあるが、物心ついて「わかってる」子を置いてくる方が、やはり辛い。地元の保育園に入るのが難しければ、なおのこと「もう、いいや」と思う気持ちもよくわかる。


ゼロ歳児復帰は親の体力が大変だが、1歳児復帰は精神的に大変なんじゃないかと思う。