8ヶ月間におよぶアメリカ女性の再就職活動を追ったルポ。


ワシントン・ポスト・マガジンの記事とNPRのインタビューを読める聴ける


3人の子どもを育てるために仕事を辞めて17年間、主婦をしていた女性が、再びフルタイムの弁護士として働き始める。


辞めたきっかけは、育児(子どもと一緒にいたかった)。夫の収入で充分暮らしていけたこともある。パートタイムでちょこちょこ働くが、夫の海外転勤などあって、フルタイムの仕事ができないまま、年月が過ぎる。


同じような人は日本にもたくさんいる。特にいわゆる高学歴女性たち。夫が稼いでるし、大企業勤めの夫は必ず転勤があるし。アメリカでは50代女性のストーリーだが、日本の30代女性が学ぶところも大きい。


私が興味深く思ったのは、アメリカでも年齢差別があること。日本では履歴書に生年月日を書かせますが、これ、アメリカではありえない。試しにグーグル日本法人の採用情報を見てみるといいです。採用に関係ない、生年などの情報は書かないでください、と記されています。


でもやっぱり、年をとってしまうと、仕事探しは難しいようだ。名門大学の学位を持っていても、ブランクが大きく、年を取っているとなかなか職は得られない。「先進的なアメリカ」でも、仕事と育児をどうするか、悩んでいるんだと思うと、勇気をもらえます。