現存する市場サービスの価格


第二に、これが一番大きいのですが、費用の問題です。まず、現状、日本で提供されている家事育児サービスの費用を見てみます。


育児サービス、いわゆるベビーシッターの場合、相場は1時間1500円。シッターさん本人は1000円取り、残りはシッター会社が斡旋料+保険代として取ることが多いです。宿題を見てくれるとか、英語教育をしてくれるなど、付加価値のついたシッターサービスだと1時間2000〜3000円台になることも。


仕事の質と料金の多様性という点では家事サービスの方が幅が広いです。1時間1500円くらいのところから、上は2000円、3000円、4000円と色々。何をどのくらいのレベルでやってもらうかにより、異なります。


一番のポイントは「家事と育児を同時にお願いするのは難しい」ということ。ある経営者の話では、家事を担う家政婦協会と育児を担うシッター協会で棲み分けている、とのこと。協会非加盟の会社だと両方同時に頼むことができる場合もあります。


また、ベビーシッターをやりたい人と頼みたい人をマッチングするウェブサイトを使い、相対市場を通じて価格を決定するような方法もあります。こちらは結構、リーズナブル。