福岡県内の自治体労働組合で役員を務める女性の研修でお話しました。


女性活躍推進の議論が活発になる中、「活用される女性」であることに留まらず、こういう機運を「活用する女性」になりましょう…というアプローチにしています。


日本やアメリカの働く女性を取り巻く実情、仕事と私生活の板挟みは女性たけの問題ではないことを、事例やデータをご紹介しつつお伝えした後は、ワークショップをしました。


「2020年までに指導的な立場の女性を30%に」という目標を、自分の職場では達成できそうか。難しい場合、その理由は…?


多くの意見が出た中には、女性に負担がかかりがちな家庭責任の問題に加えて、女性自身が責任ある職に就くことを嫌がる問題がありました。また、能力に関わらず上を目指したいと考える男性と、能力が高くても上を目指さない女性の対比が調査で明らかになった事例など、東京の大企業で聞いたのと同じ課題を聞くことができ、たいへん勉強になりました。


昼食や懇親会なども含め、色んな方とお話して感じたのは、基礎自治体の労組で役員を務めている方は、メンタルが強いということ。住民や職員から寄せられる様々な相談・苦情に対応し、たとえ大変でも辛そうな顔をせず、笑い話に変換するみなさんのパワーに接し、私自身がとても楽しく元気になって帰ってきました。